PhotoShopスクリプト

フォトショップのスクリプトイベントマネージャーを利用してアクションファイルをスクリプト「PSsetAction.jsx」でコネコネと管理してみよう!

更新自体が久しぶりですが、今回はナント初の試みでフォトショップのスクリプトを発表したいと思います。それに付随してフォトショップの「スクリプトイベントマネージャー」という機能の解説を行いたいと思います。

スクリプトイベントマネージャーとは?

今まで気が付かなかったのですが、いつからかフォトショップには「スクリプトイベントマネージャー」という機能が追加されており、「Photoshopイベント」に対して指定したスクリプト or アクションを実行できるようになっておるんですよ。

指定できるPhotoshopイベントは下記の8つの動作+α

アプリケーションの起動
新規ドキュメント
ドキュメントを開く
ドキュメントを保存を開始
ドキュメントを保存
ドキュメントを閉じる
ドキュメントをプリント
ドキュメントの書き出し

+αで「すべてのイベント」に対しても設定できます。そして「イベントを追加」することも可能です(詳細はフォトショップのスクリプティングガイド参照。。。らしいです)。

スクリプトイベントの設定方法

まず、ファイルメニュー→スクリプト→「スクリプトイベントマネージャー…」(下記左イメージ)を実行します。スクリプトイベントマネージャーのウィンドウが出現します(下記右イメージ)ので、一番上のチェックボックス「イベントを使用してスクリプト / アクションを実行」をオンにしますと追加が可能になります。

ここから開始!スクリプトイベントマネージャのウィンドウ

お好みの「Photoshopイベント」を指定して、「スクリプト」か「アクション」を指定して「追加」ボタンをクリックすると、見事にイベントは追加されます。スクリプトの指定はデフォルトフォルダにあるスクリプトがリスト形式でコンボボックスで表示され、リストの一番下の「参照…」を選択すると、他の場所のスクリプトも実行可能となっております。

リストからスクリプトをチョイス!

追加すると上のリストに随時表示されていきます。

スポンサーリンク

アクションを常に最新にするスクリプト

イベントに対してスクリプト実行できることが分かったので、どういうスクリプトを実行させるか? ということですが。とりあえずフォトショップ起動時にアクションを最新状態にするスクリプトを書いてみました。ワタクシの好きな設定の共通化ですね、ちょくちょく更新しても指定のフォルダ(ネットワーク上)に.atnファイルを書き出しておくだけで周りの人と環境を揃えることができます。

var actionPath="☆.atnファイルのあるネットワーク上のフォルダを指定☆"
actionLoad(actionPath)
//アクションファイル読み込み
function actionLoad(filePath){
    var files=GetFile(filePath,"*.atn")
    for(var i=0;i<files.length;i++){
        var obj=new File(files[i])
        actionDelete((decodeURI(obj.name)).replace(/.atn/,""))
        try{
            app.load(obj)
        }catch(e){
        }
    }
}
//アクションファイル削除
function actionDelete(actionName){
    try{
        var idDlt=charIDToTypeID("Dlt ");
        var desc23=new ActionDescriptor();
        var idnull=charIDToTypeID("null");
        var ref4=new ActionReference();
        var idASet=charIDToTypeID("ASet");
        ref4.putName(idASet,actionName);
        desc23.putReference(idnull,ref4);
        executeAction(idDlt,desc23,DialogModes.NO);
    }catch(e){
    }
}
//指定したフォルダパスのファイルを取得
function GetFile(path,reg){
	var folderObj=new Folder(path)
	var fileList=folderObj.getFiles(reg)
	folderObj.close
	return fileList
}

1行目の変数「actionPath」にアクションファイル(.atn)を収めたフォルダパスを指定して下さい。ちなみに追加するだけなら無限に増えていきますので、アクションファイルと同じ名前のアクションセットを削除しています。アクションセット名とアクションファイル名は揃えておいてください。

アクションパネルアクションファイル(.atn)

みんなのフォトショップに設定しよう!

さて首尾よく「PSsetAction.jsx」を手に入れたら、まずアクションファイルパスを指定してネットワーク上に保存。みんなのフォトショップの「スクリプトイベントマネージャー」を設定していきましょう。「アプリケーションの起動」→「参照ファイル…」→保存したPSsetAction.jsxを選択→「追加」→「完了」。

上のリストに追加された

初回の1回!これだけで、後はフォトショップ起動時に最新のアクションに更新されます!便利すぎる!

ダウンロードは「あどびのすくりぷと」ページ

そんな設定しておくと便利な「PSsetAction.jsx」のダウンロードは下記リンクから
→web site:shock tm 「あどびのすくりぷと」ページ

便利だと思う度 ★★★★★
アクションって何ズラ ★☆☆☆☆

スポンサーリンク

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です